1. 泣かれても、後ろめたくならなくて大丈夫
子どもを預けるときに泣かれてしまうと、「自分が悪いのでは?」と後ろめたく感じてしまう親御さんは少なくありません。
しかし、子どもが泣くのは親と離れるのが寂しいからであり、愛着がしっかり育っている証です。泣いてしまうのは成長の過程でよくあること。自分を責める必要はありません。
子どもの涙にも意味があります
子どもが泣くのは「親と離れるのが不安」「新しい環境に慣れていない」など、成長に伴って感じる自然な感情です。
泣いているからと言って、親が否定されたわけではありません。むしろ、子どもにとって親がどれほど大切な存在であるかの裏返しです。
保護者の気持ちも揺れ動くとは思いますが、その感情も大切にしつつ、先生や他の保護者と気持ちを共有することで少しずつ心も軽くなるはずです。
2. 「楽しく通ってくれるかな…」の不安は、誰もが持っている
通園や通学を始める際、「ちゃんと楽しめるかな…」と心配になるのは、どんな親も一度は経験する不安です。
他の家庭も同じような気持ちを持っているので、「うちだけかな?」と感じる必要はありません。
子どもも親も、少しずつ新しい環境に慣れていくものです。
不安と向き合い、一緒に乗り越えるために
初めての集団生活や慣れない環境では、子どもも親も戸惑いや心配事がつきものです。
最初は不安でも、友達や先生とふれあう中で徐々に笑顔が増えていきます。
不安な気持ちは隠さず、ご家庭で話し合ったり、先生に相談するなどして、焦らずゆっくりと歩幅を合わせていくことが大切です。
3. 子どもの“できた”を見逃さない
日々の生活の中で、子どもの成長の瞬間はたくさんあります。
「自分で靴が履けた」「友達と遊べた」など、小さな“できた”を一緒に喜びましょう。
その一つひとつが自信となり、子どもの成長につながります。
どんな小さなことでも見つけて、たっぷり褒めてあげてください。
達成感と自信を積み重ねることの大切さ
子どもは、周囲の大人が自分の“できた”をしっかり受け止めてくれると、「またやってみよう」「次も頑張ろう」という意欲が育ちます。
日常の小さな出来事こそ見逃さず、安心感を与える関わりを心がけましょう。
4. 頑張るのは“子ども”だけじゃない
新しい環境では、子どもが頑張っているのはもちろんですが、親もまた新しい役割や人間関係に向き合いながら頑張っています。
「自分もがんばっている」と認めて、たまには自分をいたわることも大切です。
親の努力や気持ちを自分で認めてあげよう
通園・通学のサポートだけでなく、新しいママ友や保護者会、行事への参加など、親も多くの“初めて”に挑戦しています。
そんな時は、「お疲れさま」と自分自身に声をかけてあげてください。
自分の頑張りを認めることで、子どもにも優しいまなざしを向けやすくなります。
5. 無理して「理想の親」を目指さなくていい
「もっとこうあるべき」「ちゃんとしなきゃ」と理想の親像にとらわれて、無理してしまうことはありません。
完璧でなくても、子どもにとっては十分“あなたらしい親”でいることが何より大事です。
自分らしさを大切にしながら、肩の力を抜いて子育てしましょう。
自分らしい子育てが一番の宝物
育児書や周囲のアドバイスに耳を傾けることも大切ですが、正解は一つではありません。
「できないことがあってもいい」「時には助けを求めてもいい」と、自分らしさを尊重しましょう。
親がリラックスしていると、子どもも自然と安心できます。
まとめ:不安な気持ちごと抱きしめて、親子で一歩ずつ
子どもを通園や通学させるとき、親もたくさんの不安や戸惑いを抱えるものです。
でも、その思いは決して自分だけのものではありません。
泣いたり不安になったり心が揺れるのは、親子で新しい一歩を踏み出しているからこそ。
親子で成長するプロセスを大切に
完璧を求めず、頑張った自分と子ども、両方を認めてあげましょう。
新生活のスタートには不安や緊張がつきものですが、少しずつ親子の絆が深まっていく過程は、かけがえのない宝物です。
肩の力を抜いて、自分のペースで、一歩ずつ歩んでいきましょう。
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