娘が突然、体をガクガクと震わせて倒れたあの日──。
熱が出ただけで、まさかけいれんなんて…と、私たちは完全にパニックに陥りました。
「死んでしまうかもしれない」と頭が真っ白になり、何もできませんでした。
でもあの体験を通じて、医師から学んだ“3つの対処法”を知った今は、
次に何ができるのかを冷静に考えられるようになりました。
この記事では、私たち家族が経験した熱性けいれんのリアルな瞬間と、
同じように不安を抱える親御さんに向けた落ち着いて対応するヒントをお伝えします。
娘がけいれんしたあの日のこと
いつもの夜だったのに…突然の異変
夕方から少し熱があるようだったので、解熱剤を飲ませて寝かせました。
夜中、様子を見に行くと、娘の体がビクビクと震えだし…顔が青ざめていました。
体が痙攣し始めた瞬間、私たちの混乱
「どうしたの!?」「やばい…」と叫ぶだけで、何もできない自分。
横で泣き叫ぶ妻、私はスマホを手に取りながらも、頭がまったく働きませんでした。
あのとき、パニックで何もできなかった私たち
119番を迷ってしまった
「救急車を呼ぶべき? でも、すぐ治るかもしれない…」と迷っているうちに1分、2分と経過。
判断できない自分にイライラし、ただ見ていることしかできませんでした。
呼吸や顔色が見えなくなり、過呼吸に…
娘の顔色がどんどん悪くなり、呼吸も弱々しく見えたとき、「終わった」と思いました。
そして、私自身が過呼吸になりそうなほど焦ってしまいました。
正直なところ、このとき私は「子育てをやめたいと思った夜」と同じ感情に包まれていたと思います。
医師に教えてもらった“3つの対処法”
① まず「落ち着く」― 親が深呼吸することの大切さ
熱性けいれんの多くは数分でおさまるとのこと。
「親が落ち着いて対応することで、子どもにも安心感が伝わる」と言われ、ハッとしました。
② 吐きそうなら横向きにする
けいれん中は吐いたものが「のど」につま危険性もあるため、
顔を体ごと横に向け寝かせるのが大切だと学びました。
③ 経過を計る。けいれんが5分以上なら救急車
スマホで動画を撮るか、時間を計って様子を見守ること。
「5分」を超えたら迷わず119番、とのことでした。
その後の通院と、親として得た学び
繰り返すかも…の不安と向き合うために
医師から「また起きるかもしれない」と言われたとき、正直怖かったです。
でも備えがあるだけで、あのときの無力さは確実に減らせると思いました。
記録と動画が救いになった
経過を動画に撮っていたことで、病院でもスムーズに診断してもらえました。
慌てずに“記録する”という行動が、何より大切だったと今では思います。
先に知っておいてほしい、対処のポイントまとめ
- けいれんが始まったら、まず深呼吸して落ち着く
- 吐きそうなら横向きに寝かせ、のどにつまらないようにする
- 時間を計る or 動画で記録する
- けいれんが5分以上 or 意識が戻らなければ119番
感情のケアも忘れずに
親も心の整理が必要
あの夜、私自身がトラウマのような感情を抱えていました。
親も、自分の気持ちを吐き出す場所や整える時間が必要だと感じます。
同じ体験をした人の話を聞くと楽になる
もし、あなたも不安な気持ちを抱えていたら、誰かの体験談が救いになるかもしれません。
そんなときは、子育てがつらい朝に読んでほしい言葉もぜひ読んでみてください。
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