赤ちゃんとの暮らしにも少し慣れてきたころ、いよいよ幼稚園や保育園への入園を考え始めるご家庭も多いのではないでしょうか?
でもその一方で、こんな不安も頭をよぎるはずです。
「ちゃんと朝起きられるかな?」
「お友達とうまくやっていけるかな?」
「泣かずにバイバイできるのかな?」
そんな不安や悩みを抱える新米パパママに向けて、今回は初めての園生活をスムーズに迎えるための”5つのこと”をお伝えします。
1. 入園の仕組みを理解しよう
実は、幼稚園と保育園にはそれぞれ目的や仕組みに違いがあります。
保育園は「保護者が働いているなどの理由で日中の保育が必要な子どもを預かる場所」。そのため、両親がフルタイムで働いている家庭や、ひとり親家庭の子どもが優先されます。
一方、幼稚園は「子どもの教育」が目的。保護者の就労状況に関わらず入園できることが多い反面、保育時間が短めで、働いているご家庭には少しハードルがあるかもしれません。
また、保育園では”指数(点数)”によって入園の優先度が決まります。両親の就労状況、祖父母の支援の有無なども評価に含まれるため、事前に自治体の基準を調べておくと安心です。
2. 希望だけでなく、柔軟な視点も大切
人気の園や家から近い園に入りたい気持ちは誰でも同じです。しかし、希望園だけに絞ることで入園のチャンスを逃してしまうことも。
第三希望まで視野を広げたり、少し遠くても比較的空きのある園を検討するのも選択肢の一つです。また、途中入園や空きが出やすいクラスを狙うなど、戦略的な申請も大切です。
3. 子どもにとって「園」は成長のチャンス
親にとっては心配な園生活。でも、子どもにとっては社会との最初の接点であり、成長の大きなステージでもあります。
お友達との関わり、先生とのやりとり、集団生活でのルール――これらは家では得られない貴重な学びの場です。子どもは親が思う以上に順応していく力を持っています。
だからこそ、”親の不安”を子どもに過剰に伝えないことが大切。ポジティブな言葉で送り出してあげましょう。
4. 入園準備は”生活習慣”の見直しから
園生活が始まると、毎朝決まった時間に起きて、着替えて、食べて、出かけるという生活リズムが求められます。
今のうちから少しずつ朝型の生活に慣れていくと、入園後の負担がぐっと減ります。また、トイレトレーニングや自分で食べる練習、服の脱ぎ着など、”自立への一歩”をサポートしてあげましょう。
とはいえ、全部を完璧にこなす必要はありません。「できたね!」の声かけが子どもの自信につながります。
5. 不安なときは迷わず相談を
「このままで大丈夫かな?」と思ったら、一人で抱え込まずに地域の子育て支援窓口や園に相談してみてください。
2026年から全国導入予定の「こども誰でも通園制度」のように、保護者が就労していなくても通える保育サービスも徐々に広がりつつあります。すでに一部自治体では先行的に導入されているので、情報収集をしておくとよいでしょう。
また、園によっては「入園後〇ヶ月以内に就労予定」であれば申請可能なケースも。タイミングを逃さないようにチェックしておくのが賢明です。
最後に
「うちの子、大丈夫かな…」という不安は、みんなが通る道です。でも、子どもは環境に適応し、どんどん成長していきます。
パパママができるのは、少し先の準備と、見守る覚悟。そして、どんなときも子どもの味方でいること。
園生活は、子どもにとっても、親にとっても新しい一歩。お互いに無理せず、少しずつ慣れていければ大丈夫です。
一緒に乗り越えていきましょう。
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