「もう限界…」
朝から何をするにも「イヤ!」「自分でやる!」「やらない!」の嵐。
時間に追われてイライラ、つい強く言ってしまって自己嫌悪…。
そんな日々に悩んでいるあなたへ。
実はそれ、あなただけではありません。
イヤイヤ期とは?
イヤイヤ期とは、1歳半〜3歳ごろの間に訪れる、子どもの「自我の芽生え」の時期です。
この時期の子どもは、言葉でうまく表現できない気持ちを「イヤ!」という言葉ひとつで伝えようとします。
それは、「なんでも自分でやりたい!」という気持ちが出てきた証拠。
つまり、子どもが心も体も大きく成長しているサインなのです。
でも…そうは言っても、毎日「イヤイヤ!」ばかりではこちらが限界を迎えてしまいますよね。
私自身、3人の子どもたちのイヤイヤ期を経験しましたが、毎日が戦場でした。
服を着るのもイヤ。靴を履くのもイヤ。ご飯もイヤ。とにかく全部「イヤ!」。
特に保育園に送る前の忙しい朝は、本当に何度も泣きたくなりました。
それでも「これは成長の一歩なんだ」と考えるようにして、少しずつ対応のコツが見えてきたんです。
今回は、私が実際に試して効果があった「5つの対処法」をご紹介します。
ほんの少しでも、毎日のストレスが軽くなれば嬉しいです。
1. 「イヤ」の気持ちを受け止める
まず大事なのは、子どもの「イヤ!」を頭ごなしに否定しないことです。
「そっか、イヤなんだね」と、気持ちを一度しっかり受け止めてあげることがポイントです。
子どもは、自分の気持ちを認めてもらえると安心します。
そして気持ちが落ち着いてくると、意外とスッと行動してくれることもあるんです。
これは、我が家でも何度も助けられた方法です。
「そっか、嫌だよね」「どうしたかったの?」と聞くことで、ただのイヤイヤが少しずつ言葉になっていきました。
2. 「やりたい」を応援する
イヤイヤ期の子どもは「自分でやりたい!」気持ちが強いもの。
ここで無理に手を出してしまうと、余計に反発してしまいます。
だから、できる限り「自分でやらせてみる」ことが大切です。
とはいえ、時間がないときには「途中まで一緒にやってみようか」「手伝ってもいい?」と提案してみましょう。
「最後は自分でやった!」という成功体験が、子どもの満足感につながります。
我が家では、例えば靴を履くときに「片方はパパが履かせるから、もう片方は自分でやってみよう」と協力スタイルで乗り切っていました。
3. ワンクッションを置いて切り替える
急に「さあ、ご飯にしよう!」と言っても、子どもはなかなか動いてくれません。
そんなときは、「〇〇が終わったら△△しようね」とワンクッションを置くと効果的です。
たとえば、
- 「絵本を読み終わったらお風呂に入ろうね」
- 「テレビが終わったらご飯にしよう」
この「一区切り感」があることで、子ども自身も気持ちの切り替えがしやすくなるのです。
4. 選択肢を与える
「イヤ!」と言われないために有効なのが、子どもに選択肢を与えることです。
たとえば、
- 「この服とこの服、どっちを着たい?」
- 「靴は赤と青、どっちにする?」
自分で選べることで、「自分で決めた感」が得られ、納得して動いてくれることが多くなります。
選択肢はあくまで親が準備するので、状況をコントロールしながらも子どもに自由を感じさせることができます。
5. 親自身が余裕をもつ工夫を
イヤイヤ期の対応で一番大事なのは、実は親の心の余裕かもしれません。
私自身も、余裕がある日は「イヤ!」に対しても笑顔で受け止められたのに、寝不足や忙しさでイライラしている日はすぐに怒ってしまっていました。
そうなると、子どもも不安定になってさらにイヤイヤが悪化…。
だからこそ、**「完璧じゃなくていい」「無理なときは誰かに頼ろう」**という意識を持つことが大切です。
たまには家事を手抜きして、子どもとゆっくり向き合う時間をとるだけでも、親子の心が落ち着いていくこともあります。
おわりに:イヤイヤ期はずっとは続かない
イヤイヤ期は、子どもが成長している証です。
大変な毎日ですが、ある日ふと「あれ?最近“イヤ”って言わなくなったな」と感じる日がやってきます。
その日を迎えるまで、無理をせず、子どもと自分を責めずに、少しずつ前に進んでいきましょう。
きっと数年後には、「あんなにイヤイヤ言ってたのに、今では懐かしいね」なんて笑える日が来るはずです。
あなたの育児の日々が、少しでも穏やかになりますように。
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